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シバタセスコからのお知らせ

2009/11/24 犬山工場で脱臭装置稼働

地球の環境面を考え設置しました、脱臭装置が運転をスタート致しました

2008/02/15 月刊コンバーテックに掲載されました

月刊コンバーテック2008年2月号の特集記事に弊社が掲載されました。
以下、記事より抜粋です。


日常生活の中で、ふと思いつくことがある。こんな商品があれば便利なのにと。これはヒット商品になるぞ、との思いはあっても、それを具体的なカタチに結び付けてゆくには、幾多の工業プロセスや専門業者を介さなければ、最終的な店頭に並ぶ商品として完成させることは難しい。多くの思いつきや商品構想は、この時点でつまずくことになる。しかし、ここに、「粘・接着加工」というキー技術を核に、材料の選定・調達から、各種必要加工、そして最終的な店頭商品仕様にまでを一貫して請け負うことを受託の特色としている企業がある。シバタセスコ(株)は、時には加工の専門家として、「逆にこちらから提案して、議論を重ねながら最終的な製品に仕上げることもあります」というプロフェッショナルな製品化請負企業でもある。

 

豊富なノウハウを商品開発に、完成品までを仕上げる

得意とする粘・接着加工はもちろん、それらの二次加工、三次加工といった分野の装置も、店頭商品化仕様に向けて、その力を発揮することになる。

 

モノづくりの主体は人、機械は従。機械に使われるな

柴田社長の語るモノづくりへの姿勢の根底にあるのは、逆説的な表現ではあるが、「機械に頼らないモノづくり」である。その主体たる人間の知恵と工夫で、「限られた設備の中で、不可能を可能に帰られるようにね」と柴田社長。それは創業時より連綿と続く同社の歴史でもある。

 

機械改造をして。高効率、高付加価値のアイデアも

目指すは高効率、高付加価値の加工。その実現に向けての構想は、絶えることはないという。

 

業者間ネットワークも活用。技術力をウリにして

「安くていいモノをつくるに越したことはないのですが、値段には替えられないモノづくりの技術力、これを追求していきたいですね」と柴田社長は語る。同社の持てる素材的な選定・調達力、機械工程的な経験と技、そしてソフト的なアイデ、それらに加えて同社のネットワーク。それらを駆使して、商品化力へと結び付けてゆく。

 


コンバーテック

2005/03/25 ラベル新聞に掲載されました

ラベル新聞に弊社の取材記事が掲載されました。
以下、記事より抜粋です。


「生活雑貨にこんなにも粘着技術が根付いているとは…」。シバタセスコ(株)(大阪市東住吉区湯里、柴田哲男社長、TEL/06・6702・8796)の膨大な数の製品サンプルをみてそう感じた。それらの中には全国のホームセンターやスーパーマーケットの店頭で容易に見つけられる商品も少なくない。すでに家庭でお馴染みのもの、複雑な構造をもったもの、最初は使い方に困ってしまうものの、説明を受けて粘着技術の奥深さを再認識させられるようなユニークな商材の数々。さらに驚かされたのは加工だけでなく、多くの製品が同社の手で完成品の形まで一貫製造されていることである。粘着業界では珍しい最終製品の“受託加工メーカー”である同社の柴田社長に話を聞いた。(植竹)

● 創業からの事業内容の移り変わりを教えて下さい 
当社は一九五八年に写真用紙袋、ネガフィルム用紙袋といった写真用紙品や、切手収集シートなどを製造販売する企業として設立されました。まもなく、写真アルバム用のビニールコーナーを開発し、特許を取得しています。これは現在も一部、手がけています。六七年からはフリーアルバム台紙の製造販売にも乗り出しました。
現在はあらゆる素材への粘・接着加工を行っています。社名にある“SESCO”の意味ですが、Stick(接着加工)、Extract(抜き加工)、Sealing(シーリング加工)、Chemical(化学)、Operation(活動)の頭文字をとったものです。
当初は粘着紙メーカーの原反を購入していたのですが、工場内に粘着コーターを導入し、比較的早い時期に内製化を実現しました。

● 既存の設備を教えて下さい
粘着塗工は愛知の犬山工場(一九七〇年竣工)で、後加工から完成品の出荷までは大阪工場で行っています。
粘着加工では一三〇〇ミリメートル幅のコーターが一基と同サイズのグラビア機(粘着塗工仕様に改造)が一基。
抜き加工ではシール印刷機が四機、ハイデル製トムソン平抜き機が一機、裁断機が二機、スリッターがサイズごとに計三機を備えています。またシーリング加工では高周波ウエルダーを五基、超音波溶着基を三基保有しています。
抜き加工で挙げたシール印刷機は、ほとんどを加工専用の仕様にしています。一台が一九七四年製のガルスのロータリー機で、それ以外は岩崎鉄工さんの平圧機です。岩崎鉄工製のうち一台でUV印刷を行っています。

● 技術的な特徴と受注分野を教えて下さい
当社の特徴は、粘着塗工から加工、包装、出荷まで一貫して行える点と、小ロットに対応できる生産体制でしょう。
わが国でも大量生産の製品は中国に設備移転するケースが増えているわけですが、当社では以前から、多品種少ロットのニーズに特化しています。
分野別に考えると、生活雑貨の割合が多いですね。それ以外にも、文具や、建築、医療、医薬、工業、郵政事業関係などさまざまな分野からの受注があります。
当社ではひとひねりしたアイデアを製品開発に生かしています。「どうやってつくっているのか?」「どのような仕組みになっているのか?」と考えさせるような商材をつくりあげるのがこれまでのテーマでしたし、それが独自の技術力に裏付けられたものだと自負しています。
例えば、半導体のキャリアテープを例に挙げますと粘着剤に着色を施してストライプ状に塗工しています。また最近、増えているものではエアコンのフィルター用のシートもあります。当然、単なるシートではなく、表面に部分的な粘着塗工を施しています。これにより埃のついていない、つまり粘着塗工していない部分の文字が浮き出し、交換時期を教えてくれるといった役目を果たすわけです。こうした多様な粘着塗工も当社の得意分野ですね。
ほかにユニークなものでは、医療機関で使われる新生児の採尿に用いる両面粘着タイプの紙具もあります。片面を赤ちゃんの肌に貼り付けて、もう一方を採尿バックに付けるわけです。粘着剤にはチタンを配合して抗菌効果を付与しています。
主力の生活雑貨でいえば、まな板シートや、排水口に敷くパイプ詰まり防止の粘着シートなども安定した受注があります。
一方、流行を反映したものでは、マイナスイオン関連の製品や磁気絆創膏も手がけています。加工方法を少しだけ紹介すると、ある鉱石を粉砕し、別の薬剤とともに粘着剤に配合することで、静止状態でマイナスイオンを発生させることができます。

● 素材別に見て受注が多いものは? 
基材別にみると不織布が伸びています。フィルム系ではPETとOPPですね。PVC(塩ビ)からPETへの代替も進んでいます。もともと、紙系のウエイトは低いですね。
当社ではアクリル、ゴム、ウレタン系の各種粘着剤を要求に応じて使っていますが、現状で溶剤型とエマルジョン型の比率は七対三くらいでしょう。特殊な要求が多いだけに、溶剤型の性能に頼らざるを得ません。ただ将来的には、環境対応の観点から脱トルエン化を進める方針です。
溶剤型では二液タイプのものが多いわけですが、ウレタン系の粘着剤などは自社で特殊な触媒を配合し、架橋促進させる場合もあります。こればかりは“自分の手でかき回してみないと”わかりませんから。
塗工速度は通常、毎分三〇メートル程度。厚塗りのものでは一〇メートルというケースもあります。厚みは少量のものでドライ三マイクロメートルから多量のものでウエット一六〇マイクロメートルまでさまざまです。コーターヘッドは、主にリバースロールを使用しています。

● 設備投資の予定や今後の展望は? 
環境対応の意味からも、溶剤回収や乾燥工程で使う熱源の再利用システムの設備投資を検討中です。粘着剤のエマルジョン化を進める点や、触媒を利用して脱臭をはかるということも製造現場における大きなテーマになります。
将来的な展望としては、さらに多くの分野を手がけていきたい。私は三代目になるわけですが、いままでの社長が引いたラインに乗らずに粘着以外の分野も掘り起こしていきたいです。ただ、それには当然、これまで培った粘着に関するノウハウを活かすことになるでしょうが…。
粘着分野は、アイデア次第で一層の市場拡大が見込めると考えます。当社でも付加価値のある製品には安定した受注があります。他社には真似できないものをより多く生み出していきたい。
百円ショップが流行する時代に、多少値段は高いが機能性をもった製品を手がけたいです。
今後も、最終製品メーカーさん各社と連携して、消費者のトレンドを見越した技術開発を進めるつもりです。
例えば購買層は「ヤングミセス」使う場所は「台所」や「バス・トイレ」…というようにターゲットを絞って、いままでなかったアイデア商品を考えたい。そのための情報は、常に収集しています。